足の保湿ケアは大切です。

足の保湿ケアは、皮膚の乾燥やひび割れ、感染症(特に白癬=水虫)などを防ぐために非常に重要です。

お客様の足を拝見していると、乾燥されている方も多いです。ケア方法を紹介します。


✅ 足の保湿ケアの基本ステップ

1. 毎日の洗浄と拭き取り

  • ぬるま湯(38℃前後)で足を洗う
    • 石けんは低刺激・弱酸性のものを使う
  • 指の間や足裏までしっかり洗い、柔らかいタオルで水分を丁寧に拭き取る
    • 特に指の間は水分が残りやすく、白癬の原因になるため注意

2. 保湿剤の選び方と塗り方

  • 入浴や足洗い後、5分以内に保湿剤を塗るのが理想
  • おすすめの保湿成分:
    • 尿素(10%程度)配合:かかとのガサガサに効果的(ただし、傷やひび割れがある場合は避ける)
    • ヘパリン類似物質:乾燥性皮膚炎の予防に
    • ワセリンやセラミド入りクリーム:皮膚のバリアを守る
  • 指の間はクリームを避けてワセリン程度にするか、何も塗らないのが原則(湿気がこもると水虫リスク)

3. かかとの集中ケア

  • 週に2~3回、角質を柔らかくする保湿パックや尿素配合クリームを活用
  • ひび割れがある場合は皮膚科で適切な処置を受ける

4. 靴と靴下の見直し

  • 吸湿性・通気性の良い靴下(綿やシルク素材)を使用
  • 足に合った靴で摩擦や圧迫を減らすことで、乾燥や炎症のリスクが下がる

5. 定期的なチェック

  • 家族や介護者とともに、週1回程度足の状態を確認(赤み・ひび・水泡・変色など)
  • 巻き爪、タコ、魚の目などがあれば早めに皮膚科やフットケア専門家へ

🔑 注意点

  • 糖尿病や血行障害のある方は特に慎重にケアが必要です(自己処理ではなく専門家のアドバイスを受けること)
  • 割れた皮膚や化膿、かゆみがある場合は、市販薬ではなく医師の診断を受けるべき症状です