コラム：靴９「子供靴の選び方」

よく聞かれる質問の一つに、「子供靴の選び方」があります。
どういう靴か自分の子供の足に合っているかわからない方が多いです。お子さんのサイズがわからない、靴のサイズの合わせ方がわからない、どういう靴がいい靴なのかわからない。など様々なご質問をいただきます。お店でも選び方をお伝えさせていただいています。

お父さんお母さんが靴の選び方が分かれば安心ですよね。

今回は簡単な選び方をご紹介させていただきます。もっと詳しく知りたい方はお気軽にご来店ください。お子さんもご一緒にお越しいただければ足の測定もさせていただきますし、実際にお子さんの足に合った靴選びの方法をお伝えさせていただきます。

まずは、今現在履かれているお子様のお靴が合っているからかの確認からです。

１、中敷を外して足跡をみてサイズが合っているかを確認。
　お靴を洗うときにも簡単にできますので日ごろからこまめにして欲しいのですが、中敷に残っている足跡がどの位置にあるかをご確認されてみてください。中敷ギリギリや中敷からはみ出していないかをご確認ください。

そして、普段どのように履いているかが一目でわかる簡単な方法です。小さくなっているかの確認もできますし、大きすぎる靴を履かせてしまっているかもわかります。買い替えの目安にもなりますのでお調べください。

子供靴でしたら中敷きが外せるタイプの靴が多いので確認できることが多いです。

２、足のサイズに合った靴を選ぶ（大き目は買わない）

靴選びで重要なポイントの一つですが、お子様の足に合った靴を選ぶということです。

当たり前のことですが、サイズの合わせ方が難しいと感じられている方も多いところです。そして、日本では子供の足はすぐに成長するので大きめの靴を買ってしまうという傾向があります。これが歩きにくさの原因になってしまったり、トラブルのきっかけを作ってしまう原因にもなってしまいますので気を付けてください。大きすぎる靴は買わないことが基本であり大切です。お子様の足の成長に合わせて靴は買い換えるようにしてあげてください。

サイズの合わせ方はお店の方に聞いてみるのが一番簡単です。しかし、子供靴のサイズの選び方を知らない販売員さんも多いのも事実です。メーカーや靴によって同じ表記のサイズでもサイズ感が違いますので、中敷きが外せるタイプのお靴では実際にお子様を中敷きの上に立ってもらいます。目で確認してみてください。5－10㎜ほど指先に余裕があるものを選ぶようにしてみてください。

靴の上から指で押しながらサイズを確認される方も多いですが、実際に目で確認して選ばれると選びやすくなります。

３、かかとがしっかりしている作りで、キックポイントが作られている靴
　次に靴の作りについてです。子供靴ですと、軽くて柔らかい靴がいいと思われがちで買われる方が多いです。大切なお子様の足に優しい、いい靴を履いてもらいたいというのは当然だと思います。一方で、子供の足はまだまだ成長途中で軟骨や脂肪部分も多く足が完成していません。女の子は中学生。男の子は高校生ぐらいまで足が成長するといわれています。
　まだまだ完成していない足には靴がサポートしてあげることが重要になってきます。造りがしっかりとしている靴を履かせてあげることが大切です。３歳ぐらいまではハイカットシューズがオススメといわれるぐらい足を支えてあげることを知っておいてもらいたいです。

　詳細などについてはお店でお伝えさせていただきますが、ここでは２つのポイントを紹介させていただきます。

一つは、踵の作りがしっかりしている靴を選ぶことです。靴のかかと部分はつぶしてはいけないと習ったことのあることも多いと思いますが、踵がしっかりとした硬さがあることも大切です。中にはかかと部分に芯材が入っていなくてグニャグニャの靴も見受けられます。潰さないように履くことは大切ですが、そもそも踵部分の作りがしっかりとしている靴を選ぶことが大切です。

二つ目は、キックポイントという場所が作られている靴選びです。指の付け根をまげて地面をけるのですが、その部分できちんと曲がりやすい作りになっている靴を選ぶことが大切です。そして、キックポイント以外の底は曲がりにくく硬い素材で作られていることは大切です。かかと部分が柔らかいように、靴底も柔らかい素材で作られていて、どこでも曲がりやすい靴があります。お子様が歩いたり、走ったりしやすいような造りになっている靴選びを親がしてあげるということがお子様の足の成長のみならず、身体の成長に大きく影響してまいります。