運動習慣がない方がウォーキングを始める、そしてそれを「継続する」ためのきっかけについてアドバイスをいただきました。
一番のハードルは「始めなければ」と気負ってしまうことと、「続けなければ」というプレッシャーです。
そこで、そのハードルをぐっと低くする、ちょっとしたきっかけをいくつかご紹介します。
まずは「始める」ための、とても小さなきっかけ
完璧なスタートを切る必要は全くありません。「とりあえずやってみた」くらいの軽さが大切です。
- 目標を「玄関のドアを開けるだけ」にする 「ウォーキングするぞ!」ではなく、「とりあえずウェアに着替えて、靴を履いて、玄関のドアを開ける」ことだけを目標にします。そこまでできたら、もう9割成功です。ついでに5分だけ歩いてみようかな、という気持ちになれば儲けものです。
- 「ついで」に歩く 「ウォーキングの時間」をわざわざ作ろうとすると面倒になります。
- コンビニに歩いて行く
- 一駅手前で降りて歩く
- ランチは少し遠いお店まで歩く など、日常の用事に「歩き」をプラスするのがおすすめです。
- 「お楽しみ」を用意する 歩くこと自体が目的だと辛くなることもあります。
- 好きな音楽やラジオ、オーディオブックを「歩く時間だけのお楽しみ」にする。
- 気になっていたカフェまで歩いて、そこで休憩するのをゴールにする。
次に「継続する」ための、心地よいきっかけ
一度始められたら、それを「辛い義務」ではなく「心地よい習慣」に変えていく工夫が効果的です。
- 記録して「見える化」する カレンダーにシールを貼る、スマホのアプリで記録するなど、歩いた日を「見える化」します。記録が続いていくと、「せっかくだから続けよう」という気持ちが自然と湧いてきます。歩数や距離を記録するのも達成感につながります。
- 新しいコースを開拓する いつも同じ道だと飽きてしまいます。少し遠回りしてみたり、知らない路地に入ってみたり、公園の中を通り抜けてみたり。ここ沖縄なら、少し足を延ばして海沿いの道を歩くだけでも、気分が全く変わって新鮮ですよ。
- 小さなご褒美を用意する 「一週間続けられたら、週末は好きなスイーツを食べる」「一ヶ月続いたら、新しいウォーキングシューズを見に行く」など、自分への小さなご褒美を設定すると、モチベーションが維持しやすくなります。
- 完璧を目指さない これが一番重要かもしれません。雨の日や疲れている日に無理して歩く必要はありません。「一日休んでもOK」というルールにしておくと、罪悪感なく、また次の日から気軽に再開できます。「ゼロか100か」で考えないことが、長く続ける秘訣です。
まずはご自身が「これならできそう」と思える、一番ハードルの低いものから試してみてください。