梅雨時期に革靴を長く美しく保つためには、湿気・カビ・水染み・型崩れなどへの対策が重要です。革靴専門家の視点から、具体的な注意点と対策を以下にまとめました。
✅ 梅雨に気をつけるべきポイントと対策
1. 【濡れたまま放置しない】
- 理由:水分が残ると、革が変質・硬化・カビの原因になります。
- 対策:
- 濡れたらすぐに柔らかい布で水分を拭き取る。
- 中に新聞紙や吸湿紙を詰め、風通しの良い場所で陰干しする。
- 乾燥後、保湿クリームや乳化性クリームで革の栄養補給をする。
2. 【防水スプレーで事前にガード】
- 理由:表面にコーティングを作り、水染みやシミを防げます。
- 対策:
- 雨が予想される前日に、防水スプレーを靴全体にまんべんなく噴霧。
- スエード、エナメルなど素材に合った専用の防水スプレーを使うこと。素材の確認をしてください。
3. 【ローテーションで履き回す】
- 理由:連続使用で湿気がこもり、革が劣化しやすくなる。
- 対策:
- 最低でも2〜3足をローテーションして、履いた翌日は休ませる。
- 使用後はシューツリー(木製推奨)を入れて型崩れ防止&湿気吸収。
4. 【靴箱や保管場所の湿度対策】
- 理由:梅雨時期の靴箱はカビの温床になりやすい。
- 対策:
- 除湿剤や炭(備長炭など)を靴箱に入れる。
- 定期的に靴箱、下駄箱を開けて換気。可能であれば除湿機やサーキュレーターで空気を回す。
5. 【靴の内側のケアも忘れずに】
- 理由:インソールや裏地の湿気がカビや臭いの元に。
- 対策:
- 消臭抗菌スプレーを使用。
- 定期的にインソールを取り外して乾燥させる。