沖縄も梅雨に入りましたね。
梅雨時期は革製品にとって特に注意が必要な時期です。湿気が多いと革がカビたり、変色したりすることがあります。以下に、梅雨時期に革製品を守るための湿気対策を紹介します。
1. 乾燥剤の使用
- シリカゲル：シリカゲルなどの乾燥剤を革製品と一緒に保管しておくと、湿気を吸収してくれます。シリカゲルは定期的に交換するか、再生して使うことが重要です。放置してしまわないように定期的にご確認ください。
- 除湿剤：クローゼットや保管場所に除湿剤を置くと、周囲の湿度を下げる効果があります。
2. 通気性の良い保管
- 通気性の良い場所：革製品を保管する際は、通気性の良い場所を選びましょう。密閉された場所に保管すると湿気がこもりやすくなります。下駄箱も閉めっぱなしにしないほうがいいです。
- 布製の収納袋：通気性のある布製の収納袋やカバーを使用すると、湿気を防ぎながらホコリからも保護できます。通気性の悪い靴箱に長期間補完するとカビなどが発生しやすい原因となります。
3. 定期的な換気
- 換気の重要性：保管場所を定期的に換気することで、湿気がこもるのを防ぎます。特に梅雨時期は、天気の良い日に窓を開けて風通しを良くすることが大切です。
4. 革の手入れ
- 保湿と防水：革用の保湿クリームやオイルを使用して、革の乾燥を防ぎましょう。また、防水スプレーを使用して、表面に水をはじくバリアを作ります。
- カビ防止スプレー：革専用のカビ防止スプレーを使用すると、カビの発生を抑える効果があります。
5. 定期的な確認と手入れ
- 点検と手入れ：梅雨時期には、革製品を定期的に取り出して点検し、湿気がたまっていないか、カビが生えていないか確認しましょう。必要に応じて、表面を拭いたり乾燥させたりします。
- ブラッシング：柔らかいブラシで表面をブラッシングすることで、ホコリや汚れを落とし、革の通気性を保ちます。
6. 適切な収納方法
- 形状保持：革製のバッグや靴は、新聞紙や通気性のある詰め物を使って形を保持しつつ保管すると良いです。これにより、変形を防ぎながら湿気も吸収できます。
- 靴の保管：革靴の場合、シューツリーを使用して形状を保持しながら、湿気を吸収させることが有効です。
7. 応急処置
- 濡れた場合の対処：万が一革製品が濡れてしまった場合は、直射日光を避け、風通しの良い場所で自然乾燥させます。急激に乾燥させると革が硬くなるので、ドライヤーの使用は避けてください。
8. プロの手入れ
- 専門店でのメンテナンス：大切な革製品は、定期的に専門の革製品メンテナンス店でプロの手入れを受けると、長持ちします。
これらの対策で、梅雨時期でも革製品を良好な状態に保つことができます。革製品は適切に手入れすれば長く使えるものなので、定期的なケアを心がけてください。